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サーカス・パート2
サーカス・パート2
以前にサーカスの話をしましたが、今回はそのパート2です。前回のサーカスが去って数日後、道路にたくさんのポスターを再び見かけたので、別のサーカスが来るのであろうと思っていました。
案の定、しばらく散歩では通らずにいた教会の横の広場を車で通過した際、堂々と派手なテントとたくさんのトラックが停まっているのを発見しました。
でも動物が見当たらないので、一体どこにいるのだろうと思っていました。
アパートの横に出現した物とは?
それから2日後のこと、車で出かけるためにパーキングから出て右折しようと右を向いた瞬間、いきなり予想外の物が視界に入って来ました。なんと、自分のアパートの横の空き地に、ラクダが落ち着いて草を食べている姿があるではありませんか!もちろん逃げないように鎖に繋がれていましたが、さすがに、こんなにそばにサーカスの動物達がいるとは思っていなかったため、早速、帰宅してから、写真を撮ることにしました。空き地全体を見渡すと、なんと、ラクダだけではなく、水牛やラマまでもがのどかにお食事中でした。(写真)丁度、通りかかった数人のサイクリストのグループが、思わず自転車を停め、声をあげてびっくりしていました。もちろん、自宅窓を開けると見える風景がラクダ、水牛、ラマ、という体験は生まれて初めてでした。(写真)いつの間に移動して来たのか?さらに、翌日には姿が見えなかったので、これまたいつの間に出て行ったのか?
ラクダは家畜
意外に混乱する人がいるかもしれませんが、ラクダは立派な家畜で、しかも偶蹄目のウシの仲間です。
家畜法定伝染病によってはウシだけではなくラクダも感染する病気があり、つくづく家畜の伝染病の知識は重要であることがわかります。また、全ての家畜は移動する際に移動許可証を取得しないと移動できないため、その手続きを考えただけでも、動物と全国行脚は大変なことだと思います。当然、動物が適切に扱われているかのチェックも入ります。
フランスではラクダを飼育して、オメガ3やオメガ6を豊富に含む高タンパク質なミルクを販売しようと考えている人もいるようで、すでに北部では60頭ほどの牧場があるそうです。ラクダのように元々砂漠で生活して暑さに慣れている動物は、フランスの極端に暑くも寒くもならない北部なら楽に飼育ができるそうで、週末は全頭を散歩させて、子供達を乗せたりもしています。今のところ、まだフランス国内ではミルク販売には到達していませんが、販売許可が下りたら、チーズもできることになるのではないかと思います。
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