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車の右側通行と左側通行

 

特にバカンス時期に多いイギリス人ですが、日本と同じ左側通行であるイギリスの車が、ちゃんと右側通行を守っているかというと、やはり、うっかりさんがいるようです。知り合いのフランス人は、過去に、イギリスの車がものすごい勢いで逆行して来るのに遭遇し、慌てて側道によけたことがあるそうです。慣れない土地でも、すごい勢いで走っている点はある意味尊敬してしまいますが、絶対に逆行はやって欲しくないですよね!

 

慣れていないとドキドキするRond-point(ロン・ポワン)

写真は村の大きなロン・ポワンと小さなロン・ポワン。中央部には植物が植えてあります。

 

 

 

日本には少ないロン・ポワン(環状交差点)、このルールは運転する前に一番最初に真剣にインターネットで調べて、自分でイメージし、近所の日本人の友達にも確認しました。何しろ、いきなり実地で体験して間違えては大変です。クラクションを鳴らされまくって、怒鳴られる、という事態にも。

慣れれば簡単ですが、ロン・ポワンに入る時は左側から来る車のウインカーをよく確認してから入らないと、曲がると思った車がこちらに直進して来てぶつかってしまう恐れがあります。そして、実際、クラクションを鳴らされたことが3回あります!ぶつかることは一度もなかったのですが、クラクションを鳴らされた3回目の時は、とんでもないおまけがついて来ました!!

 

まさかの追っかけられ事件

 

近所に信号がないスクランブル交差点があり、ある時、そこをロン・ポワンにする工事をしていました。しばらくして、そこを徒歩で通りかかると、中央部にタイルがはめこまれ、モザイク模様が出来上がっていました(写真)。多くのロン・ポワンは中央部に植物などが植えられていますが(写真)、村の小さな交差点では、中心部はペイントで示してあるだけだったり、この場所のようにタイルで中心部を示していることがあります。

 

 

ある日のこと、そこを車で通ることになりましたが、すっかり工事のことを忘れていました。そして、そこに差し掛かった時も、スクランブル交差点だから、私の道が優先道路で、左側の道から車が出て来そうだったけれど、当然優先はこちらと思って通過しようとしたら、そのまま車がこちらに向かって直進して来ました。

びっくりして、とにかく、アクセルをふかして、クラクションを鳴らされつつ、速い速度で逃げ切って走り続けました。そして、ふとルームミラーで後ろを見たら、なんと、さっきの車が追っかけて来ているではありませんか!

「えーーーーっ?何この人?」怖くなって、目的地であるスーパーマーケットの駐車場につながる細い道へ入ったところ、やっぱりその車は追いかけて来て、しかも行き先をさえぎるように私を追い越して止まりました。

そして、70歳ぐらいの男性が降りて来ました。武器を持っていたらどうしよう、と思い、相手の手には何も持っていないことを確認して外に出ました。

そして、先に、「あそこは前はロン・ポワンではなかったので」と説明しようとしたら、すぐに遮られて、「あなたはルールを守ることを知らない無責任な人間だ!ぶつかるところだったでしょう!交通ルールは事故にならないように守るものだ!」と、さんざん、怒鳴りつけて、人の説明も聞かずに去って行きました。

別に故意にルールを無視したわけではないので、無責任ではありません。それにしても、事故にならなかったのに、なぜ、無駄な時間を使って追っかける?もしかしたら、中古で手に入れた私の車の登録地域ナンバーがパリ75だから(ナンバーを変更する義務はありません)、怒りをぶつけたかったのかもしれません。

パリジャンはルールを守らないことで有名です(苦)。

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