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ヨーロッパも車社会

 

ヨーロッパもアメリカ並みの車社会だと思います。パリに住んでいる人は別ですが、一歩パリを出てしまうと、田園風景、やはり車は重要です。ちなみにほとんどの車はマニュアル車で、私はAT車の方がずっと楽で好きなため、ネットの中古車販売広告を見つけるのに苦労しました。しかも、走行距離が半端なく10万キロでも高い値段で驚きました。免許証は日本の免許証を必要な書類と法定翻訳と一緒に警察に提出し、数ヶ月後にフランスの免許証を手にしました。提出した日本の免許証はそのまま警察で保管されています。フランスの免許証を日本語に訳したもの(JAFによる法定翻訳)と一緒に携帯していれば、日本で運転ができます。左ハンドル、右側走行に慣れてしまったので、日本で運転するのは怖いですが!

 

バス移動

 

ノルマンディーの田舎で車を持っていない人は珍しいです。一方で、私の義母や夫はパリ出身のため、車には無縁な人たちです。義母は免許も持っておらず、夫は沖縄で生活した時期に日本で免許を取らせました!!しかし、元々運転が苦手でフランスでは運転をしたことがありません。引っ越して来たばかりの当初は、バス(写真)を使って移動するしかありませんでした。そのバスは1時間に1本で、学校に通う子供達が利用することを目的としているようで、昼間に乗っても私1人ということもありました。そして、一台逃してしまうと1時間時間を無駄にします。もちろん、東洋人がバスに乗っていることは非常に珍しいため、当時、ラッキーなことがありました。村から一番近い街、カーンのバス停で待っていたら、顔見知りの女性の運転手さんが私に、「マダム、こっちですよ!」と叫んで教えてくれました。一時的な工事が始まって、バス停が変わったため、教えてもらえなかったら、ずっと来ないバスを違うバス停で待っていたことになります。カーンから住んでいるサントオバンまでは車で25分、歩く距離ではありません!

 

(当時はBus vert (緑のバス)という名前でした)

 

(現在はBus vert (緑のバス)という名前に変わりました)

 

バスが木の枝に

 

近所の道はとても狭く、よく、車やバスが縁石に乗り上げて対向車とすれ違う、というシーンを見かけます。道路側はそれで避けることができますが、りんごで有名なノルマンディーだけに、民家の庭のりんごの木など、枝が道路に張り出していることがあり、背が高いバスが走っていると、その枝がバスに触れてしまうことがあります。

4年前のある日のこと。自分が乗ったバス停から3つ目のバス停に到着するその直前に、バスが枝に触れて、シャ、シャ、バリン!!!と、すごい音がして、バスの真ん中ぐらいの位置の左側に座っていた私と夫は、右前方の入口辺りにガラスの破片が飛び散るのを目撃しました。

 

幸い、割れたのはドアで、ケガ人は出ませんでした。運転手は直ちに全員を降ろして、代わりのバスが来ます、と言ってましたが、結局、1時間後のバスが来て、しかも、そのバス停から先のバス停では待っている人たちが何も知らず、バスが一台来なかったことで困っていたようです。(フランスあるある!)それにしても、枝だけであんな簡単に割れるとは、とびっくりしました。

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