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街の外れに山羊
畑に囲まれて
こちらでは都市からちょっと車を走らせれば、あっという間に大自然が広がります。
例えば、パリから電車で帰る時、出発してやれやれ、と落ち着いて外を見ていると携帯電話圏外、といった状態にすぐに陥ったり!(電車によっては無料WiFi無しだったり、あってもなぜか繋がらなかったりするのです。)
そして、住んでいる村から一番近いカーンまで、車で30分程度ですが、大通り(時速110km制限の一般道)までは畑の間を通過、といった状態です。舗装されている畑道でも、サイドは泥がそのままで、雨が降ると水たまりになって車が泥をかぶることも。空き地も多く、運転していると馬や牛、山羊、羊、などが放牧されている場所を見かけます。また、多くの舗装された畑の道は時速80km制限ですが、80kmで走っていても追い越す人がいます。田舎でそんなに急ぐ必要はどこに?
放牧の場所
近所を歩けば、牛が放牧されていたり、羊が放牧されていたり(写真)、を簡単に見つけることができるわけですが、毎度、放牧される場所は変わります。いつもは誰もいない荒れかけた空き地でも、突然、木々で隠れていた牛、あるいは馬の姿が出現することがあります。え?こんなところも放牧に使われるんだ、と納得。このように、あちこちの村の空き地で家畜に遭遇するのは当たり前として、先日は、とんでもない場所で家畜に遭遇したので紹介したいと思います。
カーンの街の外れで
カーンはとても小さく、25平方キロメートル、トラム(路面電車)とバスが移動手段ですが、繁華街は簡単に歩いて回ることができます。先日、繁華街から抜け、中心部からずっと離れた地域を散歩していたところ、空き地がちらほら見られる場所を通りました。緑の柵が見えたので、よく見てみると、なんと、山羊がこちらに向かってマズルを柵の隙間から出している!
まじ?こんなところにも?と、思わず、その時は声を出してしまいました(もちろん、フランス語でですが)。誰もいなかったので、早速近寄って行くと、すぐに頸部の皮膚病変に気がつきました。さらに、もう1頭もこちらを見ているのに気づいたので、そちらも見ると、臀部などに病変がありました。どういうことだろう、と思って左右を見回すと、張り紙がありました。
そして事情を納得しました。どうも、どこかの地域にバカンス中に移動していたようです。
そして戻って来たけれど、以前から皮膚病があって、ここに隔離されているようです。治療はしていますが、かゆみが出たりして、かいてしまうため、出血することもあるとのこと。
でも、愛護団体の方がちゃんとお世話してくれてるようで安心しました。つい、何もできないけれど、と言って、レイキの真似事をしてあげました。また近くに行くことがあれば寄ってみようと思います。
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