不妊手術のすすめ
第10回目のWan!コラムは『不妊手術のすすめ』です😯💥
最近では、不妊手術を行うのが主流とした流れになってきていますが、やはり健康なうちの子に手術をするのは抵抗がある…💦
もちろんそれも自然な考え方ですよね。
ですが、ただ「かわいそうだから」という理由だけで手術を拒否するのではなく、するべき理由を学んだ上で、行うかどうか検討してみてください💡
最終的に手術をする・しないは飼い主様の気持ち次第ですので、しなかったからと言ってダメな訳ではもちろんありません👍🏻
では、不妊手術について学んでみましょう✏️
📌不妊手術とは?
男の子は精巣を摘出、女の子は子宮と卵巣(または卵巣のみ)を摘出する手術の事を言います。
男の子の手術は去勢手術と呼ばれ、女の子の手術は避妊手術と呼ばれます。
📌不妊手術によるメリット『病気の予防』
🚹男の子
去勢手術により、精巣の腫瘍、前立腺の肥大、会陰ヘルニア、肛門周囲腺腫瘍などの病気を予防する事が可能です。
♀️女の子
卵巣・子宮の腫瘍や、子宮蓄膿症は、子宮と卵巣を摘出するため、発症することを100%防ぐことができます。
また、乳腺腫瘍は、初回発情前に手術をする事で、発症率を限りなく0に近づける事ができます。病気の予防として手術をお考えの場合は、早めの手術を検討してください。
これらの病気は、発症してしまうと手術をしなければならないものがほとんどです。
手術の際は同時に不妊手術も行う事が多くあります。(再発防止や生殖器そのものが病変となっているため)
健康な時に不妊手術を行うのに比べ、本人の身体の負担や入院ストレス、手術の傷の大きさ、また費用もグンと跳ね上がります。
病気になってしまってから「不妊手術をしておけば良かった」という方は多いですが、「不妊手術をしなければ良かった」という方はまずいません。
📌不妊手術によるメリット『その他』
🚹男の子
男の子は、はやめに去勢手術をすることで、男の子特有の足をあげての排尿やマーキング行動を抑えることができる可能性があります。
また、個体差はありますが、性的なストレスを緩和したり、威嚇、マウンティング等の問題行動を改善したりすることもできます。
♀️女の子
女の子は発情期にストレスで食欲が落ちたり、元気がなくなることがあります。
また、発情出血で部屋が汚れたり、オムツをしなければならないという事がありますが
手術をすると発情がなくなり、これらの症状や性的なストレスもなくなります。
📌不妊手術によるデメリット
子供を産めなくなることはもちろんですが、手術を行う事により、ホルモンバランスが変化し太りやすくなります。
手術後は、避妊手術・去勢手術後専用フードへの切り替えをおすすめしています。
📌手術への不安…
まず心配なのは麻酔ですよね。100%安全な麻酔薬というものはこの世にはまだ存在しません。
麻酔のリスクを限りなく0に近づけるため、血液検査やレントゲンなど、手術前の検査をしっかり行う事が大切です。
また、メスを入れる事も抵抗があるかと思います。
まず、男の子はお腹をひらくわけではありません。精巣は身体の表面にある組織ですので、皮膚を切開することで摘出が可能です。(潜在精巣の場合はお腹を切開しますが…)
女の子の場合、子宮と卵巣はお腹の中にあるので、お腹をひらくことになります。
ですが、若いうちの手術であるほど傷口が小さく済み、治りも早いです。
手術をすると元に戻すことはできません😢
ご家族と相談し、わからない事や不安があれば動物病院に相談し、じっくり検討してみてくださいね🏥🌟
wan!コラムの最新記事
-
CATEGORY : wan!コラムUPDATE : 2020/04/30
-
CATEGORY : wan!コラムUPDATE : 2020/04/10
-
CATEGORY : wan!コラムUPDATE : 2020/03/11
-
CATEGORY : wan!コラムUPDATE : 2020/02/26