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フランスの犬猫事情 Vol.1 6月第2週目 ~フランスの犬事情~
3人に1人のフランス人は犬を飼っている!
フランスでは、1881年に設立され、公益法人として認められた「フランスにおける犬種競争の向上のための
中央犬種協会 Société Centrale Canine(ソシエテ・サントラル・カニヌ)」という組織があります。
この協会の調べによると、最近では毎日散歩が必要な犬よりも、散歩が必要ない猫の方が人気がありますが、
84%のフランス人が犬に好意的で、33%が少なくとも1頭を飼っているそうです。
犬を飼っているフランス人のうち、94%の人にとって、犬は家族の一員であり、心の支えとなっています。
フランスの人気犬種は?
フランスの犬と聞くと、多くの人は、パリのマダムがカフェの前をプードルを連れてお散歩、
といった姿をイメージするかもしれません。果たしてその実態はどうであるかと
言うと、実は酪農大国で自然が多いフランスでは、小型犬であるプードルはそれほど多く見かけません。
ビーチや畑道を飼い主さんと走り回っている犬の多くは大型犬で、住宅街ですれ違う高齢の方が、
ゆっくりと小型犬を散歩している姿をたまに目にします。
”オーストラリアン・シェパード”は4年連続人気ナンバー1
(写真:オーストラリアン・シェパード)
犬の人気は徐々に低下していると言われていても、今だに700万頭近くが飼育されており、
2018年から2021年の4年間、人気犬種のトップはオーストラリアン・シェパードでした。
以下に2021年のトップ20を紹介しますが、トップ4のスタッフォードシャー・ブル・テリアを除いて、
トップ6までは全て大型犬で、基本的に小型犬よりも大型犬の方が常に人気があることがわかります。
第2位:ゴールデンレトリバー
第3位:ベルギー・シェパード
第4位:スタッフォードシャー・ブル・テリア
第5位:ジャーマンシェパード
第6位:ラブラドール・レトリーバー
第7位:アメリカン・スタッフォードシャー・テリア
第8位:キャバリア・キングチャールズ
第9位:イングリッシュ・セッター
第10位:ビーグル
第11位:イングリッシュ・コッカースパニエル
第12位:フレンチブルドッグ
第13位:ブリタニー・スパニエル
第14位:イタリアンコートドッグ
第15位:シベリアンハスキー
第16位:チワワ
第17位:ダックスフント
第18位:ミニチュア・アメリカン・シェパード
第19位:シー・ズー
第20位:ヨークシャーテリア
最近人気がある”スタッフォードシャー・ブル・テリア”
世界的に人気であるラブラドール・レトリバーや、ジャーマン・シェパードを差し置いて、
中型犬サイズのスタッフォードシャー・ブル・テリアが人気上昇中であるのは、
ブル・テリア系を好む人がかなり多いということです。
さらに、フランスでは「危険な犬」のカテゴリー(法規によって危険であるとされる犬の種類が分類されている)に
入らないため、手続きが必要なく、簡単に飼うことができることも理由の1つです。
遊びが大好きな犬種で、フリスビーなどは長時間相手をしてくれそうです。
(写真:スタッフォードシャー・ブル・テリア)
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